榎本浩子 個展 「ヤマ ヒム アヌ」









榎本浩子(女子美術大学大学院・洋画修士課程修了/gsgpスタッフ)による油彩、ドローイングを中心とした展示です。
また作家本人による、ドローイング制作の様子も展示の一部となっております。


会期:
2012年1月13日(金)- 2月5日(水)

日時:
水金17:00~20:00 / 土日14:00~20:00

会場:
gsgp 女子美アートセンター準備室

主催:
gsgp 女子美アートセンター準備室 実行委員会


関連イヴェント:
opening party 1月13日(金)18:00~
ケミカル・パーティ 1月25日(水)18:00~

*会期中、会場にて作家がドローイングを行っています。





何かしらの不安定要素は誰にでもつきまとうもの。トラウマ、ヒステリー、少女時代…。他人のような自分が自分を見ているかもしれない。その両者は自分ではないかもしれないし、自分なのかもしれない。本人でさえ理解できていない、不安定少女の自分ルールは、発言をするたびに姿を変えます。
人は少なからず誰でも、情緒不安定であったり、不健康な心を持っています。「身体も精神も固定されたものではなく、常にゆらゆらと流動的にうごく液体のような感じ。」と発言する榎本の絵画は、そんな人間の負の心理状態を、柔らかく、あくまでも常識のように表しているかのようです。
自分ルールの中で完結された絵画から見えてくる奇妙な安心感。臨床心理学にさえ縛られない、縛られたくない非合理な浮遊する一人の少女の展示をご覧ください